真義館空手とは
真義館空手とは、衝突の空手ではなく『円環の空手』『愛の空手』という概念です。『円環の空手』『愛の空手』とは、衝突を求めるのではなく、不要な衝突を避け、調和ある人間関係の基礎を守ることを目的としています。

具体的には
例えば、力任せに組手を行えば自分も相手も怪我をしてしまうこともありますが、正しい型に則って組手を行うことで、相手を正しく制することや正しく投げることが出来るようになります。
今の時代、誤解をされている方が多いのでさらに具体的に申し上げますと、空手の目的は相手を怪我させたり、脳震盪させてノックアウトさせることではなく、仮に、敵意を向けてきた相手がいたとしても、最小限の力で制することであると真義館空手では考えてえおります。
そのためにも、自分の内にある「我」をそぎ落とすべく、正しく『型』を習得し、組手を通して型を体得するのです。
争った相手にとどめを刺すまで攻撃するのではなく、「このような完璧な突き・蹴りを受けたら、敵わないな」と一瞬で相手に改心を与えることができるのが本来の空手であり、真義館空手では、その境地を目指しております。
このようなことから、強さを目指すことが同時に分け隔てない『愛』へ繋がっていき、愛ある調和社会の実現へと向かっていくのだと考えております。
1.真義館空手が目指す人間像とは
真義館空手では、武道を通じて心身の調和のとれた人間形成を目指しています。具体的には、以下のとおりです。
・全てのもの・存在に感謝ができる心優しく真に強い人間
・自己を律し、弱点を克服し続ける強い心を持った人間
そのための修行を空手の稽古と考えております。
3.真義館という名称に込められた思い
「真」とは真実、真理、真心の「真」。嘘、偽りのない正しいことを意味しています。
「義」とは人として行うべき正しい道。利欲に引かれず筋道を立てる心を指しています。
「真義館」という名称には、人として嘘・偽りなく正しいあり方に立ち、利欲に惑わされない生き方を目指すための修練の場所、という意味が込められています。
4.真義館空手の流派
真義館には12種類の型があります。それは、国際空手道円心会館及び沖縄古伝空手心道流の型に、宇宙の「真・義・愛」のエネルギーを込めて進化させたものです。
真義館空手の稽古の定義
真義館空手の稽古は、古流の型を中心に、怪我をしにくい安全性を重視した稽古を通じて、「気」の習得と共に、調和のとれた人間形成を目指しています。

そのため、以下の点も稽古と考えています。
➀日常生活での実践
真義館では道場で学んだ、生き方や作法を日常生活で活かしていくことも実践の一つだと考えています。学校や会社での人間関係でも「礼に始まり、礼に終わり」を心がけて、たとえ意見の対立する相手と向かい合ったとしても、衝突を避け、調和を図る努力を惜しまないことです。
また、そのような努力を尽くしても、時には、自らが打たれる理不尽なことがあるのが人生でもあります。そのような時に、条件反射的にやり返すのではなく、相手の立場に立って考え、相手との不要なトラブルを避けるように、立ち回ることも大切な稽古です。時には損をすることも、社会の幸せに繫がるのなら自分の喜びであると捉え、真に強い存在へと成長を志してまいりましょう。
②試合に臨み自己の心身を鍛える
また、試合にも積極的に参加をしましょう。それは自己の心身を鍛えるための大切な稽古であると考えているからです。
間違っても、試合に勝つことが全て、とは考えず、試合に出るために取り組む日々の稽古、本番の試合、そしてその後の稽古、全てを通して、自己の成長を促進することができるからです。
他人に勝ることを真っ先に考えるのではなく、日々自己に勝ることを考え、稽古に取り組みましょう。
館長・麻山慎吾 紹介
はじめまして。真義館空手へようこそ。

空手と聞いてあなたはどのようなことを思い浮かべるでしょうか?怖い人たちが行っていること、力のない自分には出来ないこと、元々強い人など、ごく一部の人ができること等と思ってはいませんか?
私も含め、道場で学んでいる子たちは皆、はじめは素人からでしたのでご安心ください。
真義館空手で皆様に大切にしてもらっていることは、始めから強い心身を持っているかどうかではなく、真に強い人間になるために精進を欠かさないこと。そして、その強さを武器とするのではなく、愛に転換させることです。
空手とは、単なるスポーツではなく、日本文化に伝わる日本人としての生き方です。その空手を始めるのになるのに年齢、性別、向き・不向きは関係ありません。運動経験も必要ありません。遅すぎることもありません。
ぜひ、あなたも空手を習得し、真の強さを身に着けてまいりませんか。
あなたが強くなれば、社会は今よりもっと明るく、優しく、愛に満ち溢れると思っておりますから。
真義館空手道場 師範 麻山慎吾
経歴
15歳より空手を始める。1990年大阪に空手道場を開設し、2011年4月には、自己を見つめる調和の空手 「真義館」 を設立。愛を根源とした調和する人間形成に励んでいる。交友関係には保江邦夫先生・東大名誉教授の大坪英臣先生(真義館指導員)著名人も多数。たくさんの弟子チャンピオンを輩出している。
初歩から丁寧にご指導させて頂きますので、ご安心ください。